Q218:下垂体後葉ホルモン(オキシトシン、バゾプレッシン)
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| ●オキシトシンとバゾプレシンは神経ホルモンであり,神 |
| 経線維から血中に分泌される. |
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オキシトシンとバゾプレッシンはいずれも視床下部の室傍核と視索上核で生成され,ニューロフィジンと結合して下垂体後葉に貯蔵されている.
1) オキシトシン:9個のアミノ酸からなる環状ポリペプチド(分子量1,007,半減期1〜4分)である.視床下部室傍核で生成され,ニューロフィジンと結合して,下垂体後葉に貯蔵されている.
[生理作用] 子宮収縮作用.子宮のオキシトシン感受性はエストロゲンにより高まり,プロゲステロンにより抑制される.射乳作用:乳腺周囲の筋上性細胞を収縮させ,乳汁分泌を生じさせる(射乳).
[分泌調節] 胎児の産道通過が刺激となり分泌される.乳房や生殖器への刺激によっても分泌される.
2) バゾプレシン:9個のアミノ酸からなる環状ポリペプチド(分子量1,084,半減期8〜18分)である.オキシトシンに類似する.
[生理作用] 尿量を減少させる.そのため,抗利尿ホルモン(antidiuretic hormone;ADH)ともいわれる.ADHは集合管に作用し,尿細管腔内の水の再吸収を高める.→ Q164 血管を収縮させる.
[作用機序] ADHは膜ADH受容体に結合し,促進性Gsを介して水チャネルをリン酸化する.そのため水透過性が高まり,水の再吸収が起こり,尿量は減少する.
[分泌調節] 前視床下部にある浸透圧受容体(osmoreceptor)(終板脈管器官 OVLT)は,血漿浸透圧が高まる(280mOsm/l以上)とADHの分泌を増加させる.また,循環血液量の減少が低圧系の容量受容器や動脈圧の圧受容体に感知され視床下部に伝わると,ADH分泌は増加する.アンギオテンシンUは脳室周囲器官を介して視床下部を刺激し,ADH分泌を増加させる.逆に低圧系の容量受容器の興奮,寒冷,飲酒によりADHの分泌は抑制される.
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